JCIコンクリート工学年次大会(札幌) 2019 「コンクリートテクノプラザ」出展
2019年7月10日―12日、BASFジャパン㈱とポゾリス ソリューションズ㈱は、札幌コンベンションセンターで開催されるJCIコンクリート工学年次大会2019(札幌) 「コンクリートテクノプラザ2019」に共同出展します。今年は、「常識を変えるBASFのソリューション」をテーマに、以下製品をご紹介いたします。ブース番号:64
なお、出展製品以外でも、BASFの製品・技術にご興味・ご質問のある方、また、何かお困りのある方は、是非この機会に、スタッフに気軽にお声掛けください! BASFのソリューションが、日ごろ抱えている課題解決のヒントとなるかもしれません。是非、皆様にお目にかかるのを楽しみにしております!
【出展製品】
コンクリート混和剤関連
•マスターレオシュア
一般強度レベルにおいて、非常に高いスランプ保持性能を有し、時間の経過に伴う粘性の増加を抑制する性能を保持した新しいコンセプトの高機能タイプAE減水剤。(2018年上市)
陸上・洋上風力発電向け高性能グラウト材関連
•マスターフロー®9000シリーズ
洋上・陸上風力タービン設備の構造上の要件に対応するよう、従来よりも高い疲労耐久性、衝撃耐久性を有し、高い早期強度を発現することで、プロジェクト完成までの工期短縮を実現。
トンネル向け製品関連
•マスターロック®SA
アルカリフリーの液体急結剤で、早期強度の発現性と長期強度を増進し、高品質な吹付けコンクリートを実現。
•マスターロック® TSG
高い付着性と難燃性を有するテールシールグリースで、高い止水性を保持。
【技術セッション紹介】
2019年7月10日(水) 10:00 〜 17:00
常識を変えるBASF のソリューション 大島 正記
【第41回コンクリート工学講演会 BASFが携わった研究の論文発表】
2019年7月10日(水) 10:00 〜 12:00 第10会場 (201・202会議室)
下面増厚補強されたRC梁の端部割裂破壊に対するアンカー筋の補強効果
白金遼太1, 古内仁1, 林承燦2, 田村哲也3 (1.北海道大学, 2.デーロスジャパン, 3.BASFジャパン)
下面増厚補強したRC梁の増厚端部における割裂破壊の防止あるいは耐力の向上を目的として,アンカー筋の補強効果を実験的に調査した。梁の実験からは,アンカー筋が端部に近く,埋込長が大きいほど補強効果が大きいことが改めて確認された。要素試験からは,本実験供試体で得られたコーン破壊時のアンカー筋引き抜き耐力が,アンカー筋の付着性能により決まる引張耐力を15%程度下回ることが示された。梁の増厚端部をアンカー筋で補強した場合,アンカー筋に作用する引張力をToothモデルで推定することができたが,アンカー筋の引張力は引き抜き耐力を下回る結果となった。
2019年7月12日(金) 09:30 〜 12:00 第4会場 (108会議室)
低粉体系の高流動コンクリートの調合条件に関する研究
土屋直子1, 鹿毛忠継2, 小泉信一3 (1.国土技術政策総合研究所, 2.建築研究所, 3.BASFジャパン)
本研究は,低粉体系(高水セメント比・普通強度)の増粘剤含有高性能AE減水剤(一液タイプ)を使用した高流動コンクリートの標準化に必要な調合条件を検討した。調合条件は,目標とするスランプフロー値を設定し,単位セメント量,単位粗骨材かさ容積,単位水量および化学混和剤の種類・銘柄を変化させ,間隙通過性および流動性への影響により評価した。その結果,単位セメント量が350 kg/m3未満の場合,単位粗骨材かさ容積が0.575 m3/m3以上の場合および単位水量が165kg/m3と少ない場合に間隙通過性が低下すること,単位水量と間隙通過性の関係は,化学混和剤の種類によりその傾向が異なることが明らかとなった。